記事: GBH FABRIC COLLECTION|02
GBH FABRIC COLLECTION|02
FROM WEARING TO UNWINDING
動く時間と休む時間、その流れをひとつにつなぐものづくりを大切にするGBHのデザイナーへのインタビュー。
第7弾は、新たに登場するHOME FABRICコレクションより、PAJAMASとBEDDINGをご紹介いたします。
Q1. HOME FABRICにパジャマとベディングの新作が加わりました。
これまでのベディングラインから現在のラインアップへと広がった背景を教えてください。
ベディングは、部屋の中でもっとも大きな面積を占める存在です。まずはそのベディングを通して、心地よく休める空間を整えました。
そして、その空間の中で自分のためにパジャマを身につけることで、GBHが目指す「整った日常」が完成すると考えています。
空間を整えるファブリックから、肌に直接触れる衣服へ。
この自然な流れを通して、日常の中で変わらない価値を届けたいと考えました。
Q2. パジャマとベディングを一緒に使うことで、どのような心地よさが生まれると考えましたか?
ベディングは「空間」、パジャマはその空間に向き合う「姿勢」だと考えています。
その二つが自然につながることで、日々の中でも自分らしい軸を保つことができる。
そこに、日常に変わらない基準を添えたいというGBHの哲学が表れていると思います。
Q3. HOME FABRICを通して、GBHが提案する「休息の基準」とは何でしょうか?
私たちが考える「休息」とは、ただ何もしない時間ではなく、自分自身を大切にしながら、日常を丁寧に整えていくこと。
心地よい時間の中でも自分らしい軸を保ち、日々の質を少しずつ高めていくことが、GBHの考える休息です。
Q4. パジャマにワークウェアの構造を取り入れた理由と、着心地とのバランスについて教えてください。
ワークウェアのしっかりとした構造を取り入れたのは、家で過ごす時間にも、自分のためにきちんと身支度を整えるような感覚を感じてほしかったからです。
パジャマをただ眠るための服ではなく、家で過ごす日常を整える一着として捉えました。
身につけている時間そのものが、自分自身をやさしくいたわる時間になればと思っています。
Q5. さまざまなパジャマがある中で、GBHが新たにパジャマをつくった理由を教えてください。
まず考えたのは、数あるパジャマの中で、GBHだからこそ届けられるものは何かということでした。
たどり着いたのは、パジャマ本来の役割です。
流行とともに消費されるものではなく、心から休みたいと思ったときに、自然と手に取りたくなる。そんな一着を目指しました。
Q6. GBHのパジャマの魅力が最も感じられるのは、どのような瞬間でしょうか。
セットアップで着用したときに、その魅力が最も伝わると感じています。
特に襟やポケットのディテールには、GBHらしいデザインの考え方が表れています。
直線的で無骨になりがちなワークウェアの構造に、丸みのある襟を加えることで、くつろぎの空間にも自然と馴染む、やさしい印象に仕上げました。
Q7. 「長く着続けられるパジャマ」を目指すうえで、大切にしたことは何ですか?
流行を追うのではなく、パジャマ本来の役割と、長く着続けられる確かな品質を大切にしました。
ただ眠るための服でも、一時的な流行のアイテムでもなく、日々を心地よく整え、暮らしの質を少しずつ高めてくれる存在であってほしい。
そんな思いを込めています。
Q8. 60番手の高密度コットンを選んだ理由と、使い続けることで生まれる変化について教えてください。
はじめはしっかりとしたハリと、パリッとした質感のある生地ですが、着用や洗濯を重ねることで、次第にやわらかく身体に馴染んでいきます。
使い続けるほどに風合いや色合いも穏やかに変化し、吸水性や通気性も高まりながら、より心地よい状態へと育っていく素材です。
Q9. 実際のお客様の反応で、デザイナーの意図と重なった点や、予想とは異なる反応で印象に残っていることはありますか?
デザイン面では、丸みのある襟は少し思い切った試みでした。
かわいらしい印象が強くなり、男性には取り入れにくいのではと考えていましたが、実際には男性が着用したときに、その魅力がより引き立つと感じました。
直線的なワークウェアの構造と、やわらかな曲線を描く襟が合わさることで、全体に端正なバランスが生まれます。
一方、意図した通りだったのはカラーです。
原色ではなく、ほどよく褪せたようなトーンに整えることで、コットン100%の素材と相まって奥行きが生まれ、さまざまな空間や身の回りのものにも自然と馴染むように仕上げました。
Q10. 「The Chamber of Potential」というコンセプトを、どのようにデザインへ落とし込みましたか?
コレクションの着想源となったのは、光が描き出す色彩やフォルムを眺める中で、自然と思考が広がっていく感覚です。
部屋は最も静かな場所であると同時に、さまざまな思いや可能性が生まれる場所でもあります。
その可能性が芽生える瞬間に着目し、光をモチーフにしたカラーやパターンとして形にしました。
Q11. 今回のBEDDINGコレクションでは、特にカラーが印象的でした。
この色合いをつくり上げるうえで、どのような基準を大切にされたのでしょうか。
まず大切にしたのは、既存のアイテムとの調和です。
また、ベッドルームの印象を大きく左右するアイテムだからこそ、季節感も意識しました。
春から夏の空間に自然と馴染み、パジャマやほかのファブリックと組み合わせたときにも、心地よく調和する色合いを基準に選んでいます。
Q12. カラーとパターンを一つのコレクションとして展開するうえで、大切にしたことは何ですか?
軸となったのは、「光」という明確なテーマです。
光は反射や屈折によって、さまざまな色彩やフォルムを生み出します。
その移ろいを、繊細なトーン・オン・トーンの色彩や、交差するライン、わずかな揺らぎを加えたグリッドパターンで表現しました。
Q13. マットレスカバーやクッションカバーまでラインアップを広げた背景と、空間の中でどのように楽しんでほしいと考えられたのでしょうか。
BEDDINGは、一つのアイテムだけで完結するものではなく、組み合わせることで空間全体の雰囲気が生まれるものだと考えています。
セットで統一するのも一つの楽しみ方ですが、好みに合わせてレイヤードしながら、自分だけの組み合わせを見つける楽しさもあります。
そうしたさまざまな楽しみ方に応えられるよう、エッセンシャルなアイテムを広げました。
それぞれの感性で自由に組み合わせながら、自分らしい空間を楽しんでいただけたら嬉しいです。
Q14. BEDDINGを選ぶ際には、価格や肌触り、お手入れのしやすさなど、さまざまな要素があります。
その中で、GBHが最も大切にされたことは何でしょうか。
機能性がしっかりと備わったものこそ、長く愛される魅力を持つと考えています。
もちろん、美しさもその大切な要素の一つです。
特にBEDDINGは、睡眠という日々の暮らしに深く関わるものだからこそ、使い心地を何よりも重視しました。
なかでもこだわったのは、生地の質感のバランスです。
ハリが強すぎると衣擦れの音が気になり、やわらかすぎると端正なフォルムが損なわれてしまう。
その中間にある、心地よいバランスを見つけるため、何度も試作と検証を重ねました。
Q15. シームレス仕様やナットボタン、刺繍などの細かなディテールは、実際の使い心地にどのような違いを生み出しますか?
毎日使う中で少しずつ気づくような、小さなディテールこそが満足感の違いにつながると考えています。
BEDDINGは使い心地を大切にしながら、デザインの完成度も高められるよう工夫しています。
継ぎ目のないシームレス仕様は、見た目をすっきりと整えるだけでなく、身体に触れる違和感も軽減します。
天然のナットボタンは、GBHらしい美しさを表現しながら、洗濯や衝撃にも強い素材です。
また、右下と内側にさりげなくあしらった刺繍、使い続ける中でふと気づくような、さりげないアクセントになっています。
Q16. 長く使い続けることで感じられる、BEDDINGの魅力について教えてください。
使い続けるほどに、その品質を実感していただけると思います。
時間とともに肌触りが心地よく馴染み、繰り返し洗濯しても美しい形を保てるよう、高密度の生地や丁寧な縫製、耐久性を検証した副資材まで、一つひとつ基準を設けています。
BEDDINGのように面積の大きなアイテムは、小さな仕上げの違いが全体の印象を左右するからこそ、目立たないディテールまで大切にしています。
Q17. 実際のお客様の反応で、特に印象に残っていることはありますか?
想像していた以上に、細かなディテールまでしっかり見てくださっていることが印象的でした。
特に天然のナットボタンは、素材ならではの自然な風合いや質感を気に入ってくださる方が多いですね。
また、掛け布団を固定しやすいスナップボタンや、枕を出し入れしやすい開き口仕様など、使い勝手に注目してくださる方も多くいらっしゃいます。
カラーや肌触りといった第一印象だけでなく、毎日使う中で感じる小さな使いやすさも、製品を選ぶ大切な基準になっていることを改めて感じました。
Q18. パジャマとBEDDINGを通して、身にまとう瞬間からくつろぐ時間まで、どのような「休息の流れ」を提案したいと考えましたか?
休息とは、ただ横になって過ごす時間ではなく、自分をいたわる小さな選択の積み重ねだと考えています。
一日の終わりにパジャマへ着替え、心地よいBEDDINGに身を預けることで、自然と心と身体の緊張がほぐれていく。そんな流れを思い描きました。
身にまとうことから、心地よく過ごす時間へ。
感覚が自然につながり、慌ただしく過ぎた一日のリズムをゆっくりと整えていくような体験になればと思っています。
Q19. GBHが改めて考える「良い休息」、そして「自分に合うファブリック」とは、どのようなものなのでしょうか。
良い休息は、自分を心地よくしてくれるものに囲まれた空間の中で、はじめて生まれるものだと考えています。
自分に合うファブリックも、ただ肌触りが良いだけではなく、空間の雰囲気を穏やかに整え、自然と心と身体の緊張をほぐしてくれる存在であることが大切です。
第一印象の良さだけでなく、使い続けるほど暮らしに馴染み、毎日自然と手に取りたくなる。
そして、長く心地よく使い続けられること。それが、私たちが考える「自分に合うファブリック」の基準です。














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